雑記

【ホリエモンが日本の主要産業になると主張】押さえておきたい宇宙の基礎知識

宇宙産業について

ホリエモンが、自動車産業衰退の後は、宇宙産業が日本の主要産業になるという話をされていた。
でも、宇宙と商売がどのように繋がるのか全然分からない。

そんなお悩みにお答え致します。

本記事の内容

  1. 宇宙の基礎知識
  2. 宇宙産業の可能性

本記事の信頼性

  • JAXA 筑波宇宙センターを訪問
  • 無料の説明員付きツアーに参加
  • 有料ガイド付きツアーに参加
  • ホリエモンの宇宙関連動画視聴済

私も、宇宙ビジネスに携わっている訳ではなく、素人が勉強した程度の知識しかありません。

ただ、宇宙について知識がほとんどない人にも宇宙のことが分かるように解説していきます。

是非最後までご覧になって下さい。

それでは早速始めていきます。

Contents

宇宙の基礎知識

宇宙の基礎知識
宇宙(人工衛星)

まずは、学校の授業のようですが、宇宙についての基礎知識を簡単にご紹介致します。

宇宙とは

そもそも「宇宙」の定義はご存知でしょうか。

正確には、「地球の上空100㎞以上の空間のこと」を指しています。

地球から遠いことは分かりましたが、どれくらい遠いのかイメージが付かないですよね。

飛行機が高度10㎞辺りを飛ぶので、その10倍以上遠いと認識して頂ければ良いでしょう。

人工衛星とは

「地球から打ち上げられ、地球の周りを公転する物体のこと」です。

国際宇宙ステーション(ISS)も人工衛星の一例です。

人工衛星は、役割によって公転の仕方が異なります。

軌道高度

  • 高度の高い軌道:気象衛星、通信衛星
  • 高度の低い軌道:地球観測衛星

海、砂漠、山岳地帯等の気象観測を行う「気象衛星」、外国のテレビや電話を通信する「通信衛星」は、比較的高度が高いです。

なぜならば、高度が高いことで、「衛星から確認できる地上の範囲」や「電波を通信することができる範囲」が広がるためです。

サービス範囲と軌道高度
出典:宙畑

一方で、自然現象や災害などを観測する地球観測衛星は、比較的高度が低いです。

なぜならば、鮮明な衛星画像を取得できるようにするためです。

軌道高度と解像度
出典:宙畑

軌道傾斜角

  • 赤道と直角:地球観測衛星
  • 赤道と水平:気象衛星、通信衛星

「軌道傾斜角」とは簡単にいうと、「赤道面から軌道面がどれほど傾いているか」ということです。

赤道と直角の場合、地球が自転するので、地表全体を満遍なく網羅できます。

赤道面と軌道面が一致する場合、赤道周辺を網羅します。

高度を上げると、人工衛星が24時間で軌道を1周するようになり、地球から見ると人工衛星が止まって見えます。高度が上がっているので、緯度が高い地域も網羅できます。

気象衛星や通信衛星がこの軌道です。

上記2つの軌道の中間の場合、北極や南極付近以外を網羅します。

サービス範囲と軌道傾斜角
出典:宙畑

ロケットについて

ロケット

人工衛星を飛ばすためには、ロケットが不可欠です。

日本のロケット開発は、1955年に全長23㎝という超小型のロケットから始まりました。

そして、JAXAが発射するロケットの成功率は非常に高くなりました。

現在は、製造期間が短い」、「コストの低い」モデルを作ることが課題となっています。

宇宙産業の可能性

宇宙、人工衛星、ロケットについて簡単にまとめましたが、なぜそれらを開発する必要があるのでしょうか。

それは、以下の目的があるからです。

  1. 環境問題の解決
  2. 宇宙の起源・構造・進化を解明
  3. 人類の活動圏の拡大
  4. 生活の利便性・安全性の向上

以下で詳しく解説致します。

環境問題の解決

地球を宇宙から俯瞰的に見ることで、地上での研究よりも、地球環境を把握することができます。

そして、把握したデータを基に、地球環境問題の解決に繋げようとしています。

以下の研究は、その一例です。

  • 災害状況や森林分布の把握
  • 地殻変動の解析
  • 資源探査
  • 降水観測
  • 気候変動の解明
  • 温室効果ガス観測

起源・構造・進化を解明

我々生命がどのように生まれたのかといった壮大な疑問を明らかにしようとしています。

以下の研究は、その一例です。

  • 太陽系の起源・進化の解明
  • 生命の原材料物質の解明

人類の活動圏の拡大

人類が宇宙でも快適に過ごすことができるように何をすべきか研究する必要があります。

なぜならば、宇宙空間では、骨密度・筋力が落ちるといった問題があるからです。

以下の研究は、その一例です。

  • 月の利用可能性調査
  • 宇宙医学

生活の利便性・安全性の向上

格安の人工衛星を飛ばすことができるようになれば、我々の生活はまだまだ向上します。

以下は、その一例です。

  • 衛星インターネット
  • 全世界常時監視カメラ

衛星インターネットとは、人工衛星に従来の基地局を乗せ、インターネット通信できるようにする仕組みのことです。

離島や山間部などネット環境の構築に苦戦する地域でも、都市部と同じようにインターネット接続できるようになるでしょう。

全世界常時監視カメラとは、人工衛星から地上を撮影し、防犯等に役立てようとすることです。

まとめ

宇宙に関して、簡単にご説明しましたが、ご興味を持って頂けましたでしょうか。

もっと詳しく知りたい、専門家の意見を聞いてみたい、子供に勉強させたいという方は、下記の記事をご覧下さい。

ROCKET SQUARE
参考【ネタバレは控えめに】JAXA 筑波宇宙センターの見学内容のご紹介

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ご意見・ご不明点御座いましたら、お気軽にコメント・DM頂けますと幸いです。

  • この記事を書いた人

元財閥倉庫マン

有名私立大学卒業後、財閥倉庫勤務を開始。10年のキャリアで積み上げた、個人が活躍するためのノウハウを紹介しています。 お気軽にコメント・DM下さい。

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